無酸素運動と有酸素運動では優先的に使われるエネルギー源が変わってきます。
脂肪を減らして痩せたいとした場合、脂肪をメインにエネルギーとする有酸素運動を取り組む必要があります。しかし、強度の低い有酸素運動を行った場合、脂肪をエネルギーとするまで時間がかかります。
そこで、有酸素運動とはいっても強度が高く、体内の糖質を使いつつも、早く脂肪をエネルギーに変える必要があります。その為に、計算で出したAT値ギリギリの心拍数を継続した運動を行うということになります。
もちろんこの強度の場合、長時間の運動は難しくなります。しかし、多量のエネルギー消費が行われるので短時間で効率よく脂肪も燃えやすくなります。
恐らく、この強度で運動した場合、継続出来て10分〜15分程度かと思います。
なので、例えばAT値で15分ランニング⇨5分ウォーキング⇨AT値で15分ランニングといったように繰り返すと、ただ長時間一定のペースで走るよりもエネルギー消費を多くすることが出来ます。
ランニングを例にしましたが、他のトレーニングや有酸素運動にも同じようにメニュー構成をすると効果的です。
※AT値を計算で出した場合、あくまで年齢に対する基準値にもなってしまう為、運動経験や基礎体力などで上下します。
もし算出した値では楽だとなった場合、5ずつ高めた数値を基準にしていって構いません。